地方自治総合研究所

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未来の自治体論 ― デジタル社会と地方自治

今井 照著

目次

はじめに 未来の自治体論に向けて

    1章 未来の自治体論へのアプローチ
  •  1 「あるべき自治体」
  •  2 「あるがままの自治体」
  •  3 市民生活・地域社会からのアプローチ
    2章 デジタル消費社会の地方自治
  •  1 新しい「孤立」の顕在化
  •  2 デジタル消費社会の特質
  •  3 地方自治における「領域性」の再構築
    3章 デジタル改革の歴史に学ぶ
  •  1 半世紀を跨ぐデジタル化
  •  2 「機械化」段階での論点
  •  3 「電算化」段階での論点
  •  4 質的転換への対応
  •  5 DX時代への含意
  •  6 「標準化」と自治
    4章 自治体の存立根拠はどこにあるか
  •  1 「市町村分離」の歴史から考える
  •  2 「平成の大合併」の終焉
  •  3 多様性と「標準化」の緊張関係
  •  4 デジタル消費社会の「地域」と自治体
    5章 デジタル消費社会の「住民」
  •  1 「二重の住民登録」論の成否
  •  2 原発事故避難者事務処理特例法の制定
  •  3 法制定後の変化
  •  4 二地域居住と参政権
  •  5 なぜ実現されなかったのか
  •  6 「移動社会」論からの再構築
    6章 計画原理と市場原理との調整
  •  1 「計画」の本質は統制にある
  •  2 「しない計画」「させない計画」の可能性
  •  3 被災地の多様な現状は何に起因しているか
  •  4 「失敗の伝承」の失敗
    7章 自治体の政治・行政改革
  •  1 地域社会の制度化としての自治体
  •  2 自治体議会の改革をどう考えるか
  •  3 協働論のロジック
  •  4 社会分権型アウトソーシング試論
    8章 自治体と国との関係
  •  1 「地方分権」への厭戦感
  •  2 国と地方との協議の場に関する法律
  •  3 国法によって策定要請される自治体計画
  •  4 新型コロナウイルス感染症対策と地方自治
  •  5 ポスト「新型コロナ対策」禍の国自治体間関係
    9章 自治体職員のミッションとは何か
  •  1 「公務員」とは何か
  •  2 自治体の現場力
  •  3 現場力の担い手たち
  •  4 松下圭一による「自治体の発見」
  •  5 自治体職員が書く
    終章  自治体政策の再構築をどう進めるか

(2024年1月10日発行、本体4,300円+税)